神奈川県立生田高等学校(1)


 4番目の訪問校は神奈川県立生田高校です。出席メンバー5人を予定していたのですが、どんどん増えて会場には15人も集まってくれました。体育祭が面白く盛り上がるのが魅力という生田高校。体育祭を機にカップルもできるのだとか。生田高校編のスタートです。

−−生田高校に入って良かったところはどんなところ?

高尾 体育祭。

高橋 先生が甘い。やさしいっていう意味じゃなくて。俺らにとってはいい意味なんだけど、校則破っても怒らない。

庵野 ゆるい?

高尾 ゆるいって言うのかな。だから「やったー!」みたいな。

−−「ほかの高校だったら怒られるかな」っていうのはどんなことしました?

倉本 頭を金髪風にしたけど、「変わった色だなー」って言われて、それで終わった。

庵野 肩すかしをくらったみたいなの?

倉本 別にそうじゃないんですけど。

庵野 しかられると思っていたんですか?

倉本 前からこういう学校だって知っていたから、セーフだと思ってた。

「応援合戦は感動的」

高尾 僕は体育祭。

宮負 6月の頭くらいにやるんですけど、応援合戦って言ってダンスやるんですよ。で、学年関係なしで1、2、3年合同で4グループに分かれて、ダンスの練習1カ月前からやって、全然、学年とか関係なしにみんな一つになって、うん、すごい感動的でした。僕、団長やったんですけど。

−−どういうダンスをやるんですか。

宮負 ヒップホップとか。面白いです。

高橋 僕のところ優勝しました。勝因は、ダンスだけで言うならまず見ている人を飽きさせない。見ている人を意識して作る。振り付けは女子が頑張った。おれはだたしゃべって命令してるだけだったけど。

宮負 団長はみんなをまとめるからえらい。初めのうちは「暑くなっててうざいなって」って感じで参加してくる人はいるけど、でも全然、最後の方になるとみんなまじめに、一生懸命になる。本当に。1年中で一番燃える行事になる。

−−文化祭はどうなんですか? 

小田さんは実行委員長だったんですよね。

小田 文化祭っていうのは、どちらかというと、クラスで準備するんですけど、準備する人が決まってきちゃって、その人たちは盛り上がるんですけど、学校全体でなくクラス単位でやる分、盛り上がりが小さいというか、盛り上がりに欠ける。体育祭は練習時間が長くてまとまったって感じがある。充実感は体育祭に負けてしまうと思う。文化祭の方が盛り上がらないのは、そういうところに原因があると思う。

「見に来た人も楽しめる」

−−行事は楽しいですか。

奥平 見に来た中学生とか近所の人とか来ても、参加できて、内輪だけで盛り上がっているっていうんじゃなくて、来た人も楽しんでいるって感じがしたんで、楽しかったですよ。

−−体育祭で、「私たちは入れない」って落ちこぼれちゃう人はいるの?

宮負 そういう人いますよ。乗り気じゃない子って数人いますね。たいてい1年生のやる気のない子が多いんですけど、どんどん練習に遅れていくんですよ。そういう子にはたまに来た時に、とりあえず、俺ら切羽つまっているから言ってることが、どんどんすごくなる。これ言っちゃいけないだろうなっていうことを口にしたり、きついことどんどん言ったりして。でもそうすると、1年生はどんどん焦ってきて、練習とか集中的にやって、どうにか本番で踊れるようにやっています。

「行事の後はカップルが」

−−行事の後にカップルができたりする?

小田 体育祭でカップル増えたよね?

宮負 はい、でも、続かないと思います。僕は波に乗ったタイプなんですけど。

全員 (笑い)

庵野 体育祭で付き合ったカップルは賞味期限が3カ月。

−−高校生って付き合ってる期限が短いって聞きますが。

奥平 でも長い人もいます。2年くらい。

宮負 最低だと2週間くらい。

(毎日中学生新聞7月16日号より転載)


[MENU] [BACK]