「もののけ姫」の舞台設定のひとつとして、白神(しらかみ)山地がモデルとなりました。
白神山地は、秋田・青森県境にまたがる日本最大のブナの原生林です。平成5年、鹿児島の屋久島とともに、ユネスコ世界遺産条約の自然遺産として日本で初めて登録されました。
白神山地のブナの森は約8000年前の縄文時代に誕生したと言われ、貴重な高山植物や野鳥、昆虫類に恵まれています。特に昆虫類は2000種以上が確認されているほか、未だ未知の種も多いといわれており、一帯は遺伝子のプールとも呼ばれています。植物も、日本では稀なものを含む500種類以上が確認されている、原始時代そのままの領域であるともいえます。
ここでは、白神山地の風景の幾つかをピックアップしてみました。
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白神山地の位置(左図)← 秋田周辺の地図(上図)↑ |